2017年から、もみの木公園の防災倉庫に2セット
が配備されました「おんぶ紐」(下図)の使い方を、
2018年2月7日(水)に行いました 町会役員会
にて、 区役所の防災課のお二人に その使い方
をご説明頂きましたので、紹介致します。

この「おんぶ紐」は、2階等にいる寝たきりの方を
災害時に おぶって避難するための避難器具です。


(おぶる方が使用するバンドです)

今回は、ベッドの代わりに、長机に 先に「おんぶ紐」をセットして、
その上に 救助される方(砂の人形)を寝かせて説明されました。



先ず、救護される方の両足に黄色いバンドを巻きます。
このバンドはマジックバンドでくっつくように出来ています。
普通は おぶる方が、おぶられる方の両足を、両手で
持っておぶりますが、このバンドはその代わりで、おぶる方
の両手が自由になり、階段で補助バーなどを触りながら
歩ける為のものです。



次に、おぶる方が、下の写真のように、白いバンドを固定します。
この時、腰より少し高い位置のほうが良いです。
          (後ほど 理由は説明します)



次に、黄色いバンドを、救護される人の脇の下を通して起し上げる
のですが、一人では難しいので、補助する人(上の写真の右側の方)
が、頭部の白い紐を使い、うまく おぶれる様に手伝います。



次に、肩からのバンドをクロスして 留めます。



おぶられる方の両足から出ている紐(黒い紐で、右は青、左は赤の
目印がある)を、黒いバンドで おぶる方の腹の上で締めます。
(おぶる方が、両手で おぶられる方の両足を持ち上げる代わり)



肩の部分にある 黒いバンドを引いて、おぶられる方の位置を
調整します。(左右 2箇所)



立ち上がる時は、前のめりになるようにしたほうが・・・


おぶられる方のおしりは、黒い部分になっています。



2.で締めたバンドは、結果 下のような位置になります。



おぶった方を、安全な場所まで運んだら、椅子かベッドの
ようなところで降ろすのが 安全です。



← 一番上の白い紐は、救助される人を
  起き上がらせる為に 
補助の方
  持上げる時に使用する為のものです。

  この器具の使用は、2人で使用が原則
  で、一人がおぶる役、一人が補助で
  救助します。

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おんぶ紐の設定は
これで完了です。

このバンドは、最初から
おぶられる方の脇の下
を通しておく!

←この白いバンドは 少し高い位置
  でセットしたほうが良い!

おんぶ紐の使い方講習会
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